高温による商品品質の変化について
いつもどうもありがとうございます。
ペットバイタブルショップの吉居です。
かなり暑い日が続いているようです。
最近、そうした状況から、お客様よりご質問がありました
ので、みなさまとシェアさせていただきます。
まずは「フリカケワン」についてです。
郵便受けの中でなのか、配達の車の中もなのか、
とにかく高温によって袋の中の空気が膨張して膨らむなど
の状況で品質に影響があるかとご心配のお客様からの質問です。
結論からして「成分的に変化はない」と思われます。
唯一、温度変化によって、高温から冷却されたときには
空気中に出た水分が結露する可能性も考えられますが、
商品の水分調整は10%以下程度でされておりますし、
シリカゲルも入れて品質保持をはかっているので、
そのようになることは考え難く、いずれにせよ
袋を開けて塊などがなければ問題ありません。
万一塊があったとしても、成分が変わっているというよりも
食感や嗜好性に影響が出る可能性があるという程度です。
ただし、もしも異常なほどの高温状況下で長い間おかれる
ということであれば、品質保証ができかねます。
商品は大事なペットの「食品」でございますので、
想定にない状況に置かれるということは当然良いこと
ではありません。これはどんな食品についても品質保証は
一定の条件下でされるという考え方に基づきます。
何卒ご理解いただきたくお願い申し上げます。
なお、「スーパーワンにゃん」ですが、
商品の特性上、ph3.5くらいという強い酸性の性質であり、
高い糖度（50%ほど）という環境の中、そこで菌などが
繁殖することは考えられません。これはウィスキーなどと
同様で腐らないということです。
では高温に晒されるということにおいてどういう変化が
起きるかというと、もしかしたら中に生存している微量の
酵母菌などが発酵をすることで炭酸ガスを出すことが
ありえます。そうすると気泡が表面に出ます。
この場合は炭酸飲料を開ける時のような「プシュッ」と
いう吹き出し状況になることがございます。しかしそれ
自体は通常の発酵したときに起こる現象の延長と
考えられます。
ただ、高温になっているものをいきなり冷蔵庫などで
冷やすと瓶の中で結露が起きることで、水滴が液体の
表面に混ざるので、あまり良くないでしょう。
水と混ざるとその部分はphも下がるので、
菌も繁殖しやすい環境になります。
そういう状況は作りたくないです。
したがって急激な温度変化には気をつけてください。
以上のように、お客様のところまでどうしても品質を
担保するということになりますと、「チルドゆうパック」の
ような非常に高いコストがかかる輸送方法をリクエスト
していただくしかございません。
しかし、「そのような配送手段をしてでも」という方の
ために、今後は「チルドゆうパック」の郵送オプションを
設置いたします。
何卒ご理解いただきたくよろしくお願い申し上げます。